はじめに
三重県の松阪市は、松阪木綿や松阪牛など知られる歴史ある町です。今回は、そんな松阪市のノスタルジーを感じる共同浴場を紹介します。その名も「京町共同浴場」です。実際に行ってみて、さまざまな色がとてもステキだったので、色にスポットを当てて記事を書いてみました。
松阪のノスタルジー銭湯「京町共同浴場」
アクセス
「京町共同浴場」は、近鉄松阪駅から南東に徒歩6分とアクセス至便な場所に位置。大きな駐車場もあり、車も停められますよ。
男女のマークの色合いが絶妙な入口
風格さえ感じるどっしりとした佇まいです。
入り口にある、グリーンの男湯マーク、オレンジの女湯マークがとてもいいですね。
昭和の学校を思い出すような色合いの玄関
男湯の靴箱はブルー、女湯はピンクで色あせ具合が、これまたたまらないです。
券売機の黄色までなんかいい!
券売機のイエローまでなんかよく見えてしまいます、笑
価格は大人350円。浴室内にはシャンプーやタオルの備え付けがないので、購入もしくは必要に応じてレンタルをしましょう。
ロッカーのはげ具合までステキ
フロントで、チケットを渡していざ脱衣場へ。
男湯の脱衣場には、絶妙な色合いの緑色のロッカーがあり、ところどころ塗装がはげています。生活感や歴史を感じることができ、グッときます。
鍵がありませんので、貴重品はフロントで預けるのがおすすめです。
また、脱衣場に置かれた年季の入った木製のベンチには、地元の老舗のお肉屋の丸中本店のロゴが書かれており、ローカルな店の広告があるのも銭湯ならでは。
色あせた富士山が描かれた浴場
まず入ってはじめに目に入るのが、壮大な富士山のペンキ絵。関西では、あまりお目にかかれないレアものです。
この青の色合いも抜群にいいですね。描きたてのキレイな絵も良いですが、色あせた感じがどこか落ち着くんですよね。
こじんまりとしつつも、水風呂やバスクリン、ジェットバスとお風呂の種類が豊富にそろっています。
入り口前方の大きな八角の浴槽にも注目! 丸型や四角がスタンダードですが、これは珍しいですね。
とにかく色がステキなお風呂屋
今回の記事のテーマでもありますが、「京町共同浴場」はとにかく色がとてもステキなお風呂屋でした。
銭湯の良さって、こういう絶妙な色合いなんですよね。
これはどんな優れたソフトを使っても、出せない色なんじゃないのでしょうか?時の経過がその色に深みを与えるのだと思います。
データ
住所 | 三重県松阪市京町24 |
アクセス | 近鉄松阪駅から徒歩6分 |
電話番号 | 0598-26-3290 |
営業時間 | 16時~22時 |
料金 | 大人350円、小学生150円 |
定休日 | 毎月1日と15日 |
駐車場 | 約20台 |
(オマケ)共同浴場って?
共同浴場とは、その地区の住民のために作られた浴場です。昔は一般の人が入れないところもありましたが、現在では開放されるようになるところが増え、公衆浴場(銭湯)とほとんど意味合いは変わらないと思います。しかし、あくまでも共同浴場なので、地域の人に迷惑にならないように、訪れましょう!
おわりに
ひなびた雰囲気の銭湯が好きな人には、「京町共同浴場」をおすすめできますが、初心者には少しハードルが高いかもしれません。
ぜひ、気になった方は、実際に行かないと分からない絶妙な色合いを感じに行っみてはいかがでしょうか?