はじめに
白浜温泉は飛鳥・奈良時代から続き、1350年以上の歴史を持つ名湯。町には多数の外湯があり、地元民や観光客で賑わっています。今回は数ある外湯のなかで、これだけは押さえておきたい外湯を3つご紹介。生粋の風呂好きの僕が実際に訪れて、自信を持っておすすめできる場所だけをピックアップしました。ぜひ参考にしてみてください。それではLet’s スタート!
崎の湯(さきのゆ)
波打ち際ギリギリの露天風呂が名物の「崎の湯」。目の前は大海原で自然と一体になって湯浴みできる白浜の外湯の代名詞です。入り口の券売機でチケットを購入し、貴重品はロッカーに預けます。掘っ建て小屋のような脱衣所で身支度を済ませ露天へ。眼前には壮大な海景色が広がっており、圧倒されること間違いなし。
風呂場は2箇所に分かれており、海の方の風呂はぬるく、脱衣場側の風呂はなかなか熱めなので、行ったり来たりしながら満喫できます。体を洗うところはないので、かけ湯だけをして入ります。冬は温泉に入るまでとても寒いですが、その分あったかいお湯に浸かった瞬間の幸福感たるや・・・ほんとにたまらんのです。夕暮れ時には、夕日に輝く太平洋がとてもロマンチック。潮風を受けながら、野趣あふれる温泉を堪能したいなら「崎の湯」で決まりです。
■詳細データ
住所 | 白浜町湯崎1668 |
営業時間 | 8時〜17時(4〜6月・9月は〜18時、7・8月は7時〜19時) |
定休日 | 無休 |
料金 | 500円 |
アクセス | バス停湯崎から徒歩3分 |
駐車場 | 15台 |
HP | http://www.nanki-shirahama.com/search/details.php?log=1332738546 |
白良湯(しららゆ)
白良浜の目の前に立つ木造建築のレトロな共同浴場の「白良湯」。1階はビーチを臨むテラスと休憩所、浴場や番台は2階にあります。浴室は洗い場と石造りの浴槽1つのみで、どこか懐かしみを感じる落ち着く空間。窓からは眩しいほどの真っ白な白良浜と青い海、青い空を一望できます。夕方は夕日でオレンジ色に染まった海を、夜には漁火を見られることもあり、時間帯ごとに異なる海辺の風景を楽しめます。
泉源は42℃〜43℃くらいで、塩気が強くて海水っぽい味と香りが特徴的の生絹湯(すずしゆ)。湯船に源泉かけ流しで注がれ、浴槽からあふれた湯が贅沢に流れ落ちています。朝7時から22時までと営業時間も長いので、朝風呂や食事後のお風呂にもおすすめです。また、地元客の割合が多めなので、マナーを守って楽しみましょう。
■詳細データ
住所 | 白浜町白浜3313-3 |
営業時間 | 7時〜22時 |
定休日 | 木曜 |
料金 | 大人420円、中人140円、小人80円 |
アクセス | バス停白良浜から徒歩すぐ |
駐車場 | 6台 |
HP | http://www.nanki-shirahama.com/search/details.php?log=1332744752 |
長生の湯(ちょうせいのゆ)
白浜温泉というと海側の温泉をイメージしますが、「長生の湯」は山側に位置し、緑豊かな自然に囲まれています。いわゆる海水っぽい泉質とは違い、美人の湯として知られる弱アルカリ性で白浜随一の泉質と言われています。トロトロな湯ざわりが気持ちよく、お肌もツルツルになりますよ!
ここでは、趣の異なる3つの湯船に温泉に入ることができます。紀州の杉材を使った内風呂のほか、紀州の備長炭を浴槽全体に敷き詰めた湯船もあります。特筆すべきは、露天のモミジ風呂。春は桜や新緑、秋は紅葉など季節の移ろいを感じながら、ゆっくりと過ごせます。施設はこじんまりしつつもシャンプーやリンスの備え付けや、湯あがりに休憩できるスペースがあるのもポイントです。
■詳細データ
住所 | 白良町古賀浦2763 |
営業時間 | 10時〜22時 |
定休日 | 水曜(祝日の場合は翌日) |
料金 | 大人600円、子供350円 |
アクセス | バス古賀裏から徒歩すぐ |
駐車場 | 22台 |
HP | http://choseinoyu.jp |
おわりに
いかがでしたでしょうか?白浜は数種の泉質の良泉が湧いており、さまざまな温泉を堪能できます。宿の内風呂も良いですが、趣の異なる外湯を巡ってみるのも楽しいですよ!